嫁の役割のネタバレ!嫁は介護をしなければいけないのか?がテーマ

虐待容疑の女~痣だらけの背中は語る~

嫁は介護をしなければいけないのか?という事をテーマに扱った作品です。

夫の両親の介護を頑なに拒否する嫁…。それはなぜかというと母の遺言でした。

介護で苦労させられた母は、若くして亡くなってしまいます。そんな母を見ていた主人公は、「介護をしない」ことを結婚の条件としていたのですが…。

タイトル:虐待容疑の女~痣だらけの背中は語る~ (ストーリーな女たち)
作者:秋山紅葉

1.虐待容疑の女~痣だらけの背中は語る~
2.善意の悪行
3.一枚の紙
4.子供はペットじゃない
5.嫁の役割

恐怖度   ★★★★★
おススメ度 ★★★★★

 

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あらすじとネタバレ

主人公は穂波 美穂子(ほなみ みなこ)36歳。

ごく普通の家庭生活を送る普通の主婦です。

ある日美穂子のもとにお義父さんから電話があり、お義母さんが手術をすることを聞かされます。

 

子供2人を連れて急いで病院へと向かいお義父さんに声をかけると、

「峠は越えたそうだ、今は薬で眠っとる」

と言われます。

 

ホッと安心したところへ、親戚の女性が

「お義父さん昨夜から休んでないんだよ」

「家に帰って休ませてあげて」

「ついでにお義母さんの着替えも取ってきておくれ」

と言ってきます。

 

美穂子はその言葉に、

いやです

と答えるのでした。

 

美穂子がここまでいうのには理由がありました。

美穂子の母親は、姑に祖父の介護をすべてやらされていたのです。

姑は老人介護なんて体力のいることは若い嫁に任せるものだと考え、一切介護を手伝うことすらしませんでした。

ボケてしまい便をまき散らす祖父のオムツを替えたり、食事を食べさせてあげたりと美穂子の母親はとても苦労させられていたのです。

そのため美穂子に向かって、

「美穂子の旦那さんは、ご両親を早くに亡くした方になさい」、

「介護の心配がいらないわ」

「絶対よ!」

と事あるごとに言っていたのです。

 

そのため美穂子も今の旦那さんと結婚する条件として、

「同居・介護はしません。それでもいいですか?」

と伝え、夫はその条件を受け入れてくれたのでした。

 

手術をしたお義母さんが入院している間、お義父さんは一人暮らしをしています。

親戚の手前さすがに一度くらい様子を見に行かなくてはと思った美穂子は、夫と一緒に実家を訪れます。

 

カギが開いているので中を見てビックリ!

家の中がゴミだらけでグチャグチャなのです。

美穂子は強盗の仕業と思いますが、そこにお義父さんが帰ってきました。

「空き巣ですよ、警察に連絡しましょう」

と言うと、お義父さんは

「出かけたときのまんまだが?」

と不思議な顔をしているのでした。

 

なんとお義母さんがいないため、爪切りを探しているうちに家の中がグチャグチャになってしまったそうなのです。

誰かが面倒を見なければと感じた夫は、お義父さんを美穂子の住む家に連れてきてしまいます。

夫は「誰かが面倒見てやらないと」

と言いますが、美穂子は

「しないわよ!」

と取り付く島もありません。そして

「誰かが面倒見なければならないならあなたが見ればいいわ!」

そう言うと、夫は怒って

「ああ、そうするよ」

と夫婦喧嘩をしてしまうのでした。

 

お義父さんは家の調味料の酒を飲んで昼間から寝ていたり、子供のアニメの予約を消して競馬中継を見たりと自由過ぎるのです。

そんな時お義父さんにお義母さんから退院したと電話が入り、

「私は帰るよ、世話になったな」

と言ってお義父さんは帰っていくのでした。

 

夫は今回の件で、介護の大変さを身をもって知ったようでした。

そして「俺を手伝ってくれ」と土下座して美穂子に頼みます。

 

その姿に心を動かされた美穂子は、

「わかった、私も手伝う」

と、介護を手伝うことを約束するのでした。

 

翌朝自体は急変します!

夫の実家が火事になってしまったのです。

お義母さんは両足を火傷し、お義父さんは火傷をしていないところを探す方が難しい程の大けがを負ってしまいます。

医師の話では、

「お義母さんは半年くらい歩行できないと思います」

「お義父さんはすべて完治するかは現時点で不明です」

と言います。

 

お義父さんはへたをすると一生寝たきりの可能性もあるのです。

夫は美穂子に向かって言います…。

「手伝ってくれるって、」

「いったよね…」

 

感想とまとめ

最後はちょっとホラーテイストで背筋がゾゾゾォ~っと怖い終わり方でした。

土下座する夫に仏心を出して優しくしてしまったことがアダになってしまった感じはありますが、介護を手伝うと夫に言ってしまった以上やるしかないのかもしれません。

あっという間に美穂子は介護の覚悟を決める時が来てしまったんですね。

 

嫁である以上介護を避けることはできないのか?というのがこの作品のテーマだったのですが、これからの高齢化社会では介護の問題というのは避けられませんよね。

嫁だから介護をしなくてはならないというのも違うと思いますし、全くしないのも周りの目が気になりますし、本当に難しい問題ですよねぇ。

今の内から介護について考えて、兄弟・姉妹で話し合っておくことも大事なのかもしれないなぁ~と読みながら思いました。

 

それにしてもお義父さんがかなりダメ人間化していましたね。

家をゴミだらけにして、終いには家事なんて…。

どうやらお義母さんの不在がストレスになってパニックになっていたようです。

一人で生活していく能力って今の子供たちの方が高いから安心ですけど、今高齢の男性で一度も料理をしたことがないという人も多いかもしれません。

そう言う人たちは奥さんが亡くなったりしたらものすごく大変ですね。

読みながら、地域コミュニティーで料理教室なんかが必要になってくるかもしれないなと感じました。

「嫁の役割」は、嫁と介護をテーマに扱った作品で、とても考えさせられる内容で面白かったです。

おすすめですので、気になった方は是非読んでみてくださいね。

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