壊れゆく母(ストーリーの女たち)のネタバレ!母親がクスリに手を出し逮捕…

消えた子供 (2)~隣の部屋~

夫が単身赴任先で女と暮らしていることを知り、うつになってしまう母親

母親は友人から勧められたことをきっかけにクスリに手を出してしまいます。

小学生の主人公は変わっていく母を目の当たりにして、自ら警察に通報するしかなかったのでした…。

「ストーリーな女たち」
タイトル:消えた子供②~隣の部屋~
作者:まるいぴよこ

1.消えた子供②~隣の部屋~
2.腐った水
3.壊れゆく母
4.人でなし家族
5.母親失格

恐怖度   ★★★★★
おススメ度 ★★★★★

 

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あらすじとネタバレ

主人公は石田 友香(いしだ ゆか)、小学6年生です。

半年前に父が単身赴任し、今は母と二人で暮らしています。

 

しかし最近お母さんは体調が悪く、友香が学校から帰ってきても布団に寝ている事が多いのです。

夕飯もお弁当で済ませることが多くなり、お母さんのことが心配になった友香は、

「お母さん、一度病院にいったほうがいいよ」

と言いますが、それを聞いた母は

「そうね…」

と言うのみです。

 

お父さんが単身赴任してからお母さんは元気がないと友香は感じています。

勤めていたパートも辞めてしまったし、ときどきケンカしていたお父さんからの連絡もない。

きっとお父さんのことで悩んでいるんだろうなと友香は思うのでした。

 

ある日友香が学校から帰ってくると、昔のように元気な姿のお母さんが、

「友香お帰り~」

と明るく声をかけてきたのです。

変な香りに友香が気付くと、お母さんは

「アロマよ、いい香りでしょ」

「パート一緒だった人から勧められたの」

と言います。

 

そしてお母さんは友香に、

「お母さんね、軽いうつだったみたい…」

「でもお薬ももらったしすぐよくなるわ」

「薬効くみたい、元気が出る感じなの」

と言います。

それを聞いた友香は、「良かった病院に行ったんだ」と安心したのですが…。

 

それから母は元気になり以前のように家事もこなすようになったものの、みるみる食欲が落ち痩せていったのです。

そしてますます痩せていき、手も震えだし病人のような姿になってしまいますが、薬を飲めば元気になります。

しかも酒に酔っぱらったようにろれつが回らず、急に陽気になったりします。

 

そんなある日友香の学校で「薬物乱用防止」の授業があり、不安は具体的なものになっていきます。

学校から帰ってくると、アパートの前で

「ぐお~、ぐお~」

とお母さんが路上でいびきをかいて寝ていたのです。

人も集まりザワザワしている中、友香はお母さんを部屋まで運び入れ、布団に寝かせます。

 

寝ているお母さんの腕を見ると、注射の跡がありました。

友香はこれでお母さんが覚せい剤を使用していることを確信します。

 

翌朝お母さんを問い詰めると、

「精神科とか病院にいきづらくて…」

「アロマや合法の薬を勧められて…」

「覚せい剤を使うようになってしまったの」

友香のお母さんがこうなってしまったのには訳がありました。

友香のお父さんは浮気していて、赴任先で女と暮らしていたのです。

さらに離婚の話も出ていて、そのつらさから薬に手を出してしまったのです。

 

友香はお母さんに、

「でも…だからって薬なんてダメだよ!」

「うつがつらいならちゃんと病院行こうよ」

「お母さんが薬でダメになるの見たくない」

と言います。

 

するとお母さんもその言葉が効いたのか、薬も道具もすべて捨てると約束してくれたのです。

しかし自力で薬をやめるのは困難な事でした。

禁断症状が現れて叫ぶ母親が心配で学校を休んだこともありました。

 

やがて母も落ち着いてきて、薬はやめられたと思っていたのですが…、それは完全に裏切られてしまうのです。

お母さんは友香をドライブに誘うと、男の車に乗せます。

友香が車に乗り込むと、母親は車に乗らずにドアを閉め、ニコニコしながら手を振っています。

友香はそのまま男の車でホテルに連れて行かれ、犯されてしまうのでした。

 

男は友香に、

「お前の母親にはもうヤクを渡してあるんだ」

「恨むならヤク中の母ちゃんを恨むんだな」

と言います。

 

母は薬をやめられず売春し薬を手に入れていたのです。

そして友香まで薬のために売ったのです。

 

友香が泣きながら家に帰ると、薬で上機嫌の母親が

「おっかえり~」

と言います。

 

それを見た友香は薬の袋を取り

「捨てるのよ」

「こんなものがあるから」

と言うと、母親は友香を殴りつけます。

 

もうこのままでは母親が完全に壊れてしまうと悟った友香は、

「母が覚せい剤を使って暴れてて…」

と警察に電話します。

 

こうして母親は覚せい剤の使用と所持で逮捕されて行きました。

警察に連れて行かれる時に母親は友香に、

「友香ぁ…あんたがタレこんだんだろ!」

「裏切者ォォ!」

と言いながら連行されて行ったのです。

 

その後両親は離婚、友香は母親の実家に引き取られます。

そして母は執行猶予となり、今は医療施設で薬物依存の治療をしています。

 

友香はまだ母親を許すことができません。

だけどいつか…、

薬物依存から立ち直り、以前のように一緒に暮らせることを望んでいます。

 

感想とまとめ

お母さんは深く考えずに覚せい剤を使ってしまったんでしょうけど、その先にはやっぱり地獄が待っていましたね。

薬物依存は脳に強烈な快楽の記憶が残ってしまっているため、薬が自制心だけでは押さえることが出来ないのだそうです。

それだけ薬は脳にとんでもないインパクトを残してしまうのでしょうね。

そのため再犯率も高くなってしまい、結果何度も繰り返してしまう人が多いのです。

 

母親はこれから何度も何度も深い後悔を繰り返して生きていくことになるのでしょう。

それに友香も心と体に深い傷を負ってしまい、とても可哀そうです。

まさか母親に自分が売られてしまうなんて考えてもいなかったと思いますし、まさかニコニコしながらそれを見送るなんてとても考えられません…。

 

薬物依存から抜け出すのは並大抵のことではないと思いますが、何とか苦難を乗り切って、もう一度友香と母親が一緒に暮らすことが出来れば良いなと思います。

「壊れゆく母」は薬物依存について描かれたとても考えさせらる作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて欲しいと思います。

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