「美醜の大地」第1話のネタバレ|整形をしてまで地獄の復讐に身を投じるハナの姿にゾクゾクする

美醜の大地

昭和20年、樺太で醜い見た目であるがゆえ、女学校で凄惨なイジメを受け続けた少女がいました。

少女の一家は終戦とともに樺太から船で逃げようとするのですが、イジメグループのせいで少女は家族をすべて失ってしまうのです。

少女は家族を殺された恨みを晴らすために顔を整形で変え、少女をいじめていた者達に復讐を開始します。

タイトル:美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ 第1話
(ストーリーな女たち)
作者:藤森治見

恐怖度   ★★★★
おススメ度 ★★★★★

 

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あらすじとネタバレ

主人公の少女・市村ハナは、やっと見つけた腕利きの外科医に大金を見せてこう言います。

「これで私の顔を美しく整形してください」

ハナの持ってきた大金は、体を売って稼いだものでした。

医師はハナの言葉を聞いて、「なぜ顔を変えたいのか」と尋ねると、ハナは自分の過去を語り始めます…。

 

ハナは樺太で生まれ育ったのですが、顔が醜いという理由で女学校のグループに目を付けられ毎日イジメられていました。

そのイジメとはどんなものだったのかと言うと、お弁当の上に生きたミミズをのせられ、それを食べさせられるのです。

また男の教師にハナの名前でイヤらしい手紙を出されて、その教師に襲われそうになりました。

靴を隠され、見つけたと思ったらその靴には飼育小屋のウサギの血がべったり付いていたりと、毎日ひどい目にあっていたのです。

ハナは毎日辛くても、女手一つで学校に通わせてくれている母を思うと心配はかけられず、ただ我慢して過ごしていました。

 

ある日ハナのカバンに、他の女学生の財布を入れられてしまいます。

ハナは全く身に覚えがないのですが、そのことで女学校を退学になってしまうのでした。

 

ハナは家に帰ると母親に事情を話します。そして、

「お母さんごめんなさい、苦労して学校に通わせてくれたのに」

そう言うと、母親は

「綺麗な顔に産んでやれなくてごめんね」

と涙を流しながら謝るのです。

 

そして昭和20年8月15日、終戦とともに樺太はソ連に侵攻して来ました。

花と母親、幼い弟の留吉は何とか引き上げ船に乗り込むことが出来ました。

「なんとか無事に乗れたわねぇ」

と母親と喜ぶハナだったのですが、イジメグループもその船に乗り込んでいたのです。

 

そしてハナに対して、

「泥棒が乗ってきたわ」

と騒ぎ立てるのです。その声を聞いた人々はハナに向かって、

「出ていけ盗人、早く降りろよ」

そしてハナと家族は船からムリヤリ降ろされてしまうのでした。

 

ハナは母親と弟に謝ります。

「ごめんね、私のせいで」

そう言うと母親も、

「大丈夫、またすぐ引き上げ線が来てくれるよ」

とハナを励ましてくれるのでした。

 

幸いなことに次の日に別の引き上げ線が到着し、ハナはその船に乗り込むことが出来ました。

しかしその船はソ連の軍艦に砲撃されてしまい、北海道の本島目前で船は撃沈されてしまうのです。

ハナの母親はその砲撃で亡くなってしまいます。

泣きたい気持ちを必死にこらえて、弟を救わなければとハナは思います。そして弟の留吉を抱えてハナは北海道まで泳ぎ着くのです。

浜に泳ぎ着いたハナは留吉を見てみると、すでに息を引き取っていました。

家族を失ったハナは留吉を抱きしめながら思うのです。

なぜあんなに薄汚い奴らが生きながらえているのか?

許さない。

絶対に許さない。

必ず、必ず復讐してやる!!

 

その復讐を叶えるため、ハナは顔を隠して体を売りお金を貯め始めます。

そしてまとまったお金を貯めると、腕利きの外科医を見つけ綺麗な顔へと整形してもらうのでした。

 

こうして綺麗な顔へと変貌したハナは、イジメグループへの復讐を開始します。

最初のターゲットは、旅館の跡取りと結婚し若女将となった敏恵でした。

ハナは偽名を使ってこの旅館で、住み込みで働き始めます。

 

ハナは綺麗でよく働くため、仕事仲間皆からされるのですが、それが敏恵には気に入りません。

敏恵の旦那さんもハナのことを気に入り、いきなりキスをするのですが、そこを敏江は偶然目撃してしまいます。

どうしてもハナのことが許せない敏恵は、宿泊客の貴重品をハナの下宿部屋に隠すことを計画します。

 

客の財布を自分の懐にしまうと、そこにハナが現れます。

ハナを見た敏恵は、

「何であんたがそこにいるのよぉ!」

と言いながら、ハナに向かって花瓶を投げつけるのでした。

 

ガシャーンと花瓶が割れ、

ハナはきゃぁーと叫びます。

その声を聞いた従業員も集まると敏恵を押さえつけました。すると敏恵の懐からお客の財布がこぼれ落ちるのです。

それを見た旦那さんは、敏恵のホホを力いっぱい叩くと、

「今すぐ、自分の荷物をまとめてくれ」

と敏恵を見捨てるのでした。

 

敏恵は泣きながら、

「待って、ちがう」

そう言って顔を上げると、敏恵はそこでハナの亡霊を見てしまうのです。

「うああああああああ」

「もうやめてハナ!」

「もう許して!」

そう泣き叫びながら、敏恵は外に逃げて行きます。

そして石段を踏み外した敏恵は、心と顔に一生消えない傷を抱えて療養院へと送られて行くこととなったのです。

 

ハナは車で送られていく敏恵を見ながら言います。

まだ始まったばかりよ…と。

 

感想とまとめ

美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~を読みましたが、1話目からかなり濃いお話しで面白かったです!

まさか戦時中から話が始まるとはと思ったのですが、違和感なく読むことができました。

むしろ金田一耕助とか松本清張の世界観を感じられて、サスペンス感がより強調されていてゾクゾクしました。

昭和のサスペンスが好きな方には絶対ハマると思います。

 

あと1巻の表紙で敏江が手に持っている仮面ですが、あれは整形前のハナの顔です。

天才外科医(なんかブラックジャック先生みたいですが…)が、整形前にハナの顔型をとっていたんですね。さすが天才!

これが復讐をするうえで結構大事なアイテムになっているんですね。

敏江も仮面を付けたハナの姿を見て、亡霊を見たかのように取り乱していました。みんなハナは死んだと思っているんです。

 

これからハナは、敏恵にやったように一人ひとり復讐していくんでしょうね。

火サスとかが大好きな私には、「美醜の大地」はかなり面白く読ませてもらいました。

整形美女の復讐にゾクゾクしたい方は必読ですよ!

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